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長年釣りをやってくると知恵も付き、コソクな手段を考え付くものである。この偉大なる発
明発想はなかなか人には知られたくないものがなぜか多い。そこをあえて、恥?を忍ん で公開します。これらの釣法は使い方を間違えなければ必ず釣果につながる優れモノで すが、とてもTOTO'S的とはいえません。あしからず…。
・TOTO'S的卑怯道…フライが主のこのクラブはエサやルアーさらに投げ釣り・うき釣り・コマ
セ釣り卑怯な釣法として非難轟々!しかし、遭えて正当化するならば、その地方、状況、歴史 と奥が深い。また、理にかなっていて頷いてしまう。コレは勉強しないわけには行かない!
New 2008/1 ささやかに、このページで公開する。
・タナボタ釣法…偶然の賜物が釣果につながる事が釣りにはよくある。たとえば、すばらしい
間隔で突然カゲロウが流れてきたり、ラインの絡みを解いていてリーダーを手繰り寄せたら釣 れていたり、これらを経験と勘で釣果につなげていく釣法。
・ハイエナ釣法…釣りキング・下村会長が得意?とする釣法で良く釣れているすぐそばに糸を
を垂らし釣果を得る釣法。潮の通り具合や撒き餌の具合で釣果に差が出る。特に渡しの狭い 沖磯ではこの釣法が暫し役に立つ。が、下手な人がやるとお祭りを起こし場が荒れそこでも釣 れなくなることが多い。フライでも同じで、ライズしているところはだいたい他人の釣っていると ころに多くメンディングに苦労している時などチャンス!川下からこの釣法で釣果を得る。
・ヌケガケ釣法…湖においてはポイントがほぼ決まっている。適度なカケアガリがある。隠れ
る沈み石やウイドーがある。しかも射程距離内にある。誰もが釣りたい場所である。だがなか なか釣り座が開くことはない。そこで昼食時間を狙ってさりげなく近所で待ち昼食にあがったと き入り込む釣法。もしくは、仲間を昼食・お茶に呼んでおいてそのスキに好ポイントを占領する 釣法。
・オールリード釣法…とにかく誰よりも先にセッティングし釣り場に行き、人より先に釣りあが
る釣法。この場合同じところで粘ったのでは良いポイントは先にやられてしまう。3投してこなけ れば移動。フライなど変えてはいけません。経験によるパイロットフライを信じてどんどん釣りあ がることです。もし岩に濡れた足跡が残っていたら道に上がり先回りすることがこの釣法の概 念である。
・ジャンボ釣法…魚も年を取る。老眼も起きる。魚眼ゆえに更に小さなフライは見え辛くアクシ
ョンが起こせない。こんな魚ほど魚体がデカく動きは鈍いが敏感で繊細である。いつ捕食する かというと夜に大きなフライに無造作にアタックしているのです。王禅寺の立ち木のそばにその 類の大物が多くちさいフライよりは馬鹿デカいフライにアタックする。中には口を開けたまま水 面をうろうろしている大物まで現れる始末。こっちも老眼!あっちも老眼!ここはお互いよく見 える大きなフライで釣るという理にかなった釣法。
・ナンチャッテ釣法…逆光などでフライを睨みつけていると疲れるし、偶に焼きついてフライが
2つにも3つにも見えることある。そんな本気で釣っているときこそ釣れないもの!半ば「どうで もいいや」精神・諦め半分の態度で釣っていると良く釣れる。釣り方としては、あきらめ態度で 余所見をしているフリしながら、しっかりアタリに合わせていく高度な釣法
・スニーキング釣法…横取り釣法で由来は鮭属の産卵期に起きるオスの分け入り射精から
きている。鮭やイトウのオスは大変だ!子孫を残すために戦い負けてもスキあらば分け入り子 孫を残そうとする。人間がこの精神ならば年金も崩壊することもなかろう…釣り方としては、管 理釣り場などで声をかけ入らせてもらいネットなどの小道具を使い徐々に釣り場を広げていく 釣法。
・アチャコチャ釣法…鮎の村田満氏が提唱?する釣法でよく釣れている人に仕掛けから流し
方からポイントまでしつこく聞きまわり自分の釣りを確立する釣法。TOTO'S的にはコミニケイ ション釣法とも言う。
・夜這い釣法…聞こえが悪いので仲間内では「夜打ち」とも言う。魚は丑三つ時しかも新月の
夜は昼間静かにしていた大物が動き出す。手の感触だけで釣る極めて単純で危険な釣法。
・念仏釣法…ぶつぶつと独り言を言いながら釣る釣法。念仏を唱えるのと同じで「来るぞ 来
るぞ」「あたれ 当たれ」「何でだろう 何でだろう」などとつぶやきながら釣る釣り方でシンキン グでやっているときに幸を奏す。
・観音釣法…他人が良く釣れている釣座を拝み倒して横取りする釣法(磯釣り師に多く見受け
られる)
・占い釣法…釣り師は縁起かつぎ、ジンクスを重んじる人種であり、古くから伝わる観天望気
など良い例。在る人は「メロンパンを食べると爆釣する」とか「梅干しを食すと貧釣だ」とか。さら に飛躍させ「一発でティペットがフライに通ればこのフライで爆釣」などと釣る前に占って釣りを 始める釣法。
・こいのぼり釣法…棚取りのためにフライを13cmおきに4個つけて流す釣法。付け方として
鯉のぼりと同じ用に上から大きいフライをつけていくのが効果的で臨床的にも良い結果が出て いる。ただし、吹流しにあたるマラブーやストリーマーなどは一番上につけてはいけない。一番 上はマドラーミノー・ラバーレッグフライの10番あたりが良い。2番目にウエットの12番。水を 切り下のフライに妙なアクションをかけてくれる。次にニンフ。最後にマラブーのブラックかネイ ビーが効果的。13cmの間隔をあけると大型が良く釣れ、間隔を狭めると小物がたくさん釣れ る。なぜだか今だ解明されていない。ナチュラルドリフトが好ましい。回収時ダブルで来ることも ある。
・アベック釣法…同じ長さのティペットにひとつは沈むビーズニンフなどをつけもう一方にカディ
スなど浮くフライをつけ流す釣法。7:3の割合で上に来ることが多いが大きいのは下の方が多 い。湖などの止水域で効果抜群。
・タンデム釣法…アベックのセッティングでリトリーブをかける釣法。超スローなリトリーブが好
ましい。
・リレー釣法…もともと青物(シイラ・イナダ・カツオなど)を釣るとき更なる釣果を他人にもたら
す時使う釣法で、鮭鱒属には余り効果がない。むしろ場を荒らし、その後まったく釣れなくなっ てしまう。
・ホタル釣法…夜光塗料を買ってきて乾燥させカチンカチンにし磨り潰します。これをドライフ
ライにまぶし、写真用ストロボで一撃!暗闇でもマッチザハッチの釣りが朝まで楽しめます。
・ラジコン釣法…その通り!ラジコンボートにて釣る釣法。ラジコン電波は約200m届く。500
万も出して船を買わなくとも1万円で1mのクルーザーが買え、同じポイントを攻めることができ る。陸っぱりでどんなに腕力がある人でも200mは飛ばせまい!そこを意図も簡単に到達し 右往左往・自由自在にポイントを探る理工系の釣り方。現在フライのバッキングで200mとい うのはないのでPEの5号をデカリールに巻きその先にフロティングなりシンキングなりをつけ、 リトリーブするがリールで巻いていかないと足元にしっかり絡まったPEの塊ができるので要注 意!リトリーブし甲斐のある釣法。
・アロマ釣法…フライには匂いを意識したものは現在・過去においてもない。魚の嗅覚は鋭く
鼻は入水孔と出水孔があり、そこを通過する水の匂いを感じる嗅神経が奥に密集している。ま た、鮭の母川回帰と言う習性も嗅覚によるもの・・ともいわれるぐらい鋭いわけで、それを釣り 師が利用しないわけがない。いろいろ試したがレモンより昆布・ラベンダーよりごま油・シャネ ル#5よりサナギという結果がでた。あと人口イクラをつぶしエッグにつけ転がす・・というのも 抜群の効果があった。
つづく・・・
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